中国

手を焼く

先日、 私が授業をしている専門学校のうち、 1校の卒業式があった。 2年の留学生活を終えた中国人学生が、 いよいよ卒業することになったのだ。 みんな中国各地から来た女子学生ばかりだったが、 ほとほと手を焼いたクラスであった。 遅刻や授業中のおしゃ…

黄土の疾風

深井律夫「黄土の疾風」を読んだ。黄土の疾風作者: 深井 律夫出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/07/29メディア: 単行本この商品を含むブログを見る生徒さんが本を貸してくださった。 中国を舞台にした経済小説である。 中国の農業の状況を変えた…

マンチュリアン・リポート

浅田次郎「マンチュリアン・リポート」を読んだ。マンチュリアン・リポート (100周年書き下ろし)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/09/17メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 86回この商品を含むブログ (25件) を見る最初はちょっと読むの…

新刊

切り絵作家の上河内美和さんが、 新刊の本をを送って下さった。かわいい中国の吉祥切り紙: しあわせを願う形、88種170図案作者: 上河内美和出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2013/12/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見る今回の作品集は、 と…

臭豆腐

先週、 専門学校の年内の授業は全て終わった。 金曜日の授業終了後、 中国人留学生のある学生が、 「先生、これ食べますか?」 と持ってきてくれたものが「臭豆腐」だった。 中国語圏に関心のある人なら、 一度は聞いたことがあるのがこの臭豆腐である。 し…

使用機会

昨日の後半の授業の生徒さんは、 ともに中国と関わりのある仕事をされている。 1人は、 現地の会社に電話したときに、 日本語の話せる担当者がおらず、 中国語で用件を伝えることが出来たという。 もう1人は、 先日中国出張から帰ってきたが、 やはり日本…

HSK

今週いくつかの中級クラスで、 HSKの過去問を聞き取りで使ってみた。 あるクラスでHSKの試験を受けたいという人がいて、 やってみることにしたのがきっかけである。 HSKとは「漢語水平考試」といい、 中国政府が始めた中国語レベルテストである。 ちょっとや…

歴女

先日の専門学校の授業の際、 とても日本語のレベルの高い学生がいて、 彼女のクリアファイルが目立つのに気付いた。 赤やエンジ色の柄の中に、 大きく「誠」と書いてあるのだ。 聞いてみると「新選組」のファンだという。 さらに、 戦国武将や永倉新八の本も…

封神演義

いくつかビデオに録画予約している番組がある。 その中で、最近殊に楽しみなのが、 「封神演義」である。封神演義 DVD-BOXI (廉価版)出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2013/06/05メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る私が見ているのは中国で…

民間交流

先日の授業でのこと。 毎月中国に出張される生徒さんがおられる。 その生徒さんが、 現地の同僚に頼まれて、 現地の高校生に対して、 日本を紹介する特別授業を1回だけ行うことになった。 生徒さんはある程度中国語ができるが、 日本語で説明し、 それを同…

帰国

昨日の専門学校の授業で、 ある留学生が学年末試験を受けないと言う。 事情で帰国することになったのだ。 すぐ帰国するわけではないのだが、 その前に東京へ旅行して帰るので、 翌週の試験を受けられなくなったとのことであった。 日本人なら最後に試験を受…

青島ビール

昨日、 先日中国人講師の先生から貰ったビールを飲んだ。 講師の先生のご主人が、 青島に駐在されていておみやげに頂いたのだ。 かつて青島に行ったとき、 「青島ビール純生」などのビールを飲んだが、 日本のビールと遜色ない味であった。 日本で通常売って…

上達報告

昨日の授業でのこと。 よく中国に出張に行かれる生徒さんが、 先週も中国に行かれたのだが、 その時のことを報告してくださった。 「めっちゃ聞き取れた」そうである。 日本語の話せる人を含む現地スタッフが、 目の前で話しているのを聞いていて、 全部聞き…

つり目パンダ

先日出張で中国に行かれた生徒さんが、 授業におみやげを持ってきて下さった。 それがこのパンダクッキーである。 ちょっとつり目なのが怖い。 味は素朴な味であった。

華栄の丘

宮城谷昌光「華栄の丘」を読んだ。華栄の丘作者: 宮城谷昌光出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る春秋戦国時代、 宋の国の宰相である華元を描いている。 智の人というより、腹の人、人格の人である。…

家庭

昨日、 久しぶりに昔の生徒さんご夫婦が教室に訪ねて来られ、 いろいろ話をすることができた。 中国に駐在されているご主人が、 国慶節の休暇で帰国されていたので、 2歳になった娘さんを連れて、 家族そろって来られたのだ。 お2人ともかつて私の教室で学…

内蒙古ミルク

昨日、専門学校の授業で、 中国の内蒙古自治区出身の学生が、 おみやげをくれた。 中には粉末が入っていて、 お湯に溶かして飲むのである。 帰宅後、早速飲んでみると、 クリーム色のミルクティーで、 味はほんのり甘い。 ミルキーというお菓子を、 甘みを少…

翻訳完了

昨晩、翻訳の仕事を完了し、 先ほど依頼先へ送付した。 翻訳の仕事を始めた当初は、 けっこう時間がかかったものだが、 今ではネットもあって調べ物がスムーズに行くし、 こちらのスキルも上がっているため、 よっぽど難しいものを除けば、 翻訳そのものにあ…

翻訳依頼

昨日、突然家に電話がかかってきた。 かつて記事の翻訳の仕事をさせてもらっていた、 中国系の新聞社からであった。 かつては毎月定期的にこの翻訳の仕事依頼があり、 収入源としても、私の翻訳能力向上手段としても、 たいへん有益な仕事だったのである。 …

達人の身近な話(3)

これは王向斎という意拳の達人に関する話。 秘静克という年配の女性が目を悪くして、 仕事にも行けなくなったので困っていると、 「王向斎という武術の達人が公園で健康法を教えている」、 とある友人が教えてくれた。 そこで公園に行って見ると、 ただ立っ…

達人の身近な話(2)

また陳発科の話。 呉式太極拳の劉慕三が自分の弟子を連れて、 陳式太極拳の陳発科に弟子入りした。 その弟子の中に楊益臣という人がいて、 その人の弟が思い出話を語っている。 それによると、 この楊益臣の家は当時経済状況がよく、 たびたび陳発科を招いて…

達人の身近な話(1)

ネットや本などで、 中国武術に関する記事を読むことがある。 たまたま読んだ本やサイトで、 有名な達人の思わぬ話を知ることが出来ることもある。 例えば、陳発科という陳式太極拳の達人がいた。 この人が北京に来て太極拳を教えることになった。 当時北京…

おそらく

一昨日は中国語検定試験の日だった。 うちの教室でも1人の生徒さんが受験された。 昨日の授業で、 その生徒さんが問題を持ってきて下さったので、 答え合わせをすることにした。 4級だったので、6割とれば合格である。 答え合わせの結果、 筆記だけだとま…

小肥羊

昨日、録画しておいたボクシングの試合を見た。 激戦でいい試合だったと思う。 それはそれでよかったのだが、 しかし、驚いたのはグラブについていた広告である。 マンガで描かれた羊があって、 「小肥羊」と書かれていた。 これは中国の有名な羊鍋チェーン…

さんぴん茶

中学3年生の息子が、 先日の修学旅行でおみやげとして買ってきた物で、 「さんぴん茶」があった。ロイヤル物産 さんぴん茶ティーパック 5g×48袋 4個セット出版社/メーカー: ロイヤル物産メディア: その他この商品を含むブログ (1件) を見る初めて飲むので、…

雰囲気

先日のこと。 家内が次男と一緒に図書館に行った。 図書館内に椅子に座れる一角があり、 そこに座って次男と家内は本を読んでいた。 すると、少し離れたところに座っていたおじいさんが、 突然家内の方にやってきて、 じーっと家内の顔を見て、 中国語でこう…

感激!

今日の専門学校の授業を終えて、 教室を出たとき、 ある生徒から呼び止められた。 「卒業生からです。」 と言われて渡されたものは、 写真入りの寄せ書きであった。 最後の授業の時に撮ったものと、 文化祭の時に撮った写真が貼ってあり、 もう一つのページ…

自己流の弊害

昨日の初級クラスでの話。 ある生徒さんが、 中国出張のため3回授業を欠席された。 結局1ヶ月ほど中国の現地工場におられたそうだ。 1ヶ月もいると、聞き取る力が伸びるだけでなく、 どうしても話すようになると言う。 そして、その生徒さんが話すと、 「…

お別れ会

昨日の昼、 中国人の先生2人がお別れ会を開いてくださった。 日本人学生対象の専門学校で、 一緒に働いた先生方である。 約15年続けた専門学校の仕事を、 来年度はやらないのである。 これまでの仕事のことや生徒のこと、 プライベートのことなど様々な話…

辞書

大学に入り中国文学を専攻すると決めた時、 専門的に学ぶならこの辞書を買いなさいと言われたのが、 愛知大学の「中日大辞典」である。中日大辞典作者: 愛知大学中日大辞典編纂処出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1987/02メディア: 単行本この商品を含む…